ユナカイト(ユナカ石)/南アフリカ産

ユナカイト(ユナカ石)
ユナカイト(和名:ユナカ石)は、花崗岩が熱水活動によって変化したときに形成される変成岩です。
様々な鉱物が集結してできた石で、模様も様々あります。
ユナカイトという名称は、一番最初に見つかったアメリカ合衆国ノースカロライナ州にあるユナカ山地にちなんで名付けられました。
産地の南アフリカ リンポポ州

つづいて、産地です。
南アフリカ共和国の北東部にあるリンポポ州です。
リンポポ州では、銅やキャルコパイライト(黄銅鉱)といった銅が多く産出し、他にもクォーツ(石英)やエピドート(緑簾石)等が産出します。
形状や特徴

つづいて、ユナカイト(ユナカ石)の特徴です。
前述しましたが複数の鉱物が集結した石で、緑色の部分はエピドート(緑簾石)やクローライト(緑泥石)、ピンクや橙色の部分はフェルドスパー(長石)、白から灰色の部分はクォーツ(石英)になります。
また、含まれる鉱物の量によって硬度も変わってきます。(長石や緑簾石が多いと軟らかく、石英が多いと硬くなる)
こちらの写真は、磨いたユナカイトのアップ画像で黄緑色や橙色、灰色をした結晶が斑に入っています。

こちらのユナカイトは全体を丸磨きした石で、緑色や橙色を中心に力強い模様をしています。
原石のままだとザラザラとしたものが多いですが、磨いた事により表面に艶が出て模様がよりはっきりとわかります。

こちらのユナカイトは橙色が多めでやさしい表情をしています。

こちらのユナカイトは球体に加工されており、緑色を中心とした色合いです。
朱色をした長石が斑に入り模様を作っています。

こちらのユナカイトは小さいコロンとしたサイズの磨き石です。
一つ一つの模様が異なり、大地が作り上げた模様の魅力があります。
南アフリカ産ユナカイト(ユナカ石)の動画
こちらは、南アフリカ産ユナカイト(ユナカ石)です。
全体的に緑色と橙色が多く斑状に入っています。 表面はザラザラで、原石ならではのゴツゴツ感があります。
ユナカイト / Unakite
和名:ユナカ石
モース硬度:6.5〜7
産地:南アフリカ リンポポ州
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【参考文献】
・Wikipedia 「Unakite」 (https://en.wikipedia.org/wiki/Unakite) 閲覧日:2020年5月30日
・geology.com 「Unakite」 (https://geology.com/gemstones/unakite/) 閲覧日:2020年5月30日