水入りアゲート/ブラジル産

• 1.ブラジル産水入りアゲート
• 2.産地のブラジル リオグランデ・ド・スル州
• 3.形状や特徴
• 4.水入りアゲートの動画

ブラジル産水入りアゲート

アゲート(瑪瑙)とは、主に火山岩と変成岩の中で形成される鉱物です。

アゲートの中でもこちらは、塊状の石の中に空洞があり、その空洞の中に水分が閉じ込められたものです。
石にもよりますが、光に透かして見ると内部の水の影が動いているのがわかります。
また、石を振るとちゃぷちゃぷと音もします。

産地のブラジル リオグランデ・ド・スル州

つづいて、産地です。
南米・ブラジルの最南端に位置するオグランデ・ド・スル州です。
こちらでは、小さいサイズのアゲートが多く産出します。また、アゲート内部に空洞があり、小さい水晶が成長しているのが特徴です。
「The Geological Society of America」に掲載されている研究結果によると、こちらの水入りアゲートは、約6,000万年前から4,000万年前に形成され始めたと推定されると発表されています。

形状や特徴

水入りアゲートの中に閉じ込められた水分は、シリカが豊富であると考えれています。
アゲートが形成される際に、閉じ込められた水分や、多孔性であるアゲートの特徴として、形成された後でも地中内の水分も浸透していると考えられています。
また、水分以外にも小さな鉱物等の不純物を含むこともあり、この場合は、石を振るとカラカラと内壁にぶつかる音がします。
こちらの写真のアゲートは、磨いたもので、表面には、アゲート特有の層状や同心円状の模様が入っています。

こちら石は、透かして撮影した水入りアゲートです。
写真の為、とてもわかりづらいですが、透かして見ると水分が入っているのがわかります。(灰色の円の中に水の影があります。)

こちらは、塊状のアゲートを半分に割ったものです。
内部には空洞があり、この中に水分が入っています。

こちらは、塊状のアゲートの一面のみを平面にスライスカットしたもので、石を振ってみると、平面部分に水の影が動くのがわかります。
下記の動画の後半部分にて、水の影が動く様子が撮影されていますので、ご覧ください。

水入りアゲートの動画

水入りアゲート(瑪瑙)

アゲート(瑪瑙)ジオード